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2008年6月23日 (月)

月の目を持つ猫

今日は少々長いですぜ、へっへっへ。

夜。
今日は本当に静かな夜だ。
金色に輝く満月の引力に導かれるかのように、ボクは窓から月をぼうと眺めている。
この行動に特に意味は無い。
ただ純粋にボクは月というものが好きなのだ。
呼吸をやめてしまったまま深い眠りについた光の結晶。太陽の残像。
決して手の届かない、その愁いさにボクは魅了されてしまっているのだ。
無論、あれがただの鏡であり、太陽無しではただの石ころに過ぎないことも知っている。
しかしそんなことは、どうでもいいこと。
ほらよく言うでしょ、恋は盲目だって。
ふと気がつくと人気のない歩道に猫が一匹いる。
2階からでも、よく判るほどの鉛のように鈍い灰色と目の冴えるような純白の二律背反を背負う野良猫だ。
その猫はこちらに気づいているのかいないのか、ボクと同じように月を眺めていた。
歩道脇にある外灯の力無い明かりに照らされて、あの猫もきっと月に恋をしているのだろう。
くしゅん。
途端、猫がクシャミを一つする。
少しだけその猫に共感してしまったボクは、ほんの気まぐれから、昨日食べ残したうるめを猫に放り投げてみることにした。
魚を投げるという行動は何となく新鮮で斬新だ、などと思いながらアスファルトに魚が落下するのを見送る。
妙な回転を掛けながら月の光を反射し、拡散させていく魚の銀色は、意外にも綺麗なものだった。
カメラのシャッターを切ったかのような、パンという乾いた音が人気のない風景に響き渡る。
猫は気づく。
しかし余程、月に見惚れていたのか猫は、今晩のごちそうが何処に落ちたのかよく分かっていない。
心配してボクが見ていると、約10秒ほどで自慢の鼻をたよりにごちそうにありついた。
魚を食べる猫。
それを眺めるボク。
お互いの集中が、一層この空間の逸脱を濃くする。
ボクと猫しかいない空間。
ボクと猫が1で、その他は0だ。
そんな額縁の中で、ボクらはまるで絵画のようだ。
魚を食べ終えると猫はこちらに振り向く。
どうやら最初からボクには気づいていたようだ。
猫とボクの目が合う。
一瞬。
その真ん丸で愁いに濡れた瞳は、今宵の月に酷似していた。

おわり

曲掲載(朝風用に書いたもの)
「op.3 sanctuary.mp3」をダウンロード
尚、試聴以外でのダウンロードは禁止させて頂きます。またフリー素材でもありませんのでご了承ください。

2008年6月16日 (月)

物騒な…。

さてさてオハヨウサンです♪
最近は物騒なニュースが多いですね!秋葉原の事件なんか、特に物騒です。
全然かんけーない話なんですけど、知り合いの女の子に「アキハバラ」を「アキバハバラ」って間違って覚えてた子がいました。
最初聞いた時、どこのランプの精の名前かと思いましたわ。
でも、そういうのも「微笑ましい」ですよね♪どんまい!

さて今日は朝風の新曲を載っけておきます。
「op.2+ elderly dream.mp3」をダウンロード
尚、試聴以外でのダウンロードは禁止させて頂きます。またフリー素材でもありませんのでご了承ください。


宣伝のつもりでのブログ掲載だったのに、肝心の説明忘れてたので掲載し直します。

「独りぼっちの老人が観る夢。
それがどんなものだったのかは、私にはわからない。
ただ私の目の前で息をひきとった老人は、最期に穏やかな顔をしていた。
私の意識とは裏腹に、頬をつたった熱い感情は、まだ止まらない。
普段、泣くことのない私の涙は、頬のつたい方を酷く迷っている。
どんなに手を尽くしても目の前で消えて行こうとする、脆く、はかない命。
あまりにも小さすぎてハッキリとは聞こえなかったけれど、きっと老人が最期に鳴らした鼓動の音は、、、。
穏やかでやさしくて、とても綺麗な音だった。」

ボクが朝風三話を読んで受けた印象はこんな感じですね。タンクタウンでの公開は、もう少し先ですので、お楽しみに。

2008年6月 9日 (月)

指の筋肉痛と梅雨と半乾きのジーンズと

テンション上がらねー!梅雨に入りましたね。
炭酸の抜けたコーラを飲んだあとのような弛緩しきった気持ちにさせられるぜよ、、、。
と、いったところでお時間です。

「op.1 Allegro-Abnormal.mp3」をダウンロード
尚、試聴以外でのダウンロードは禁止させて頂きます。またフリー素材でもありませんのでご了承ください。

2008年6月 3日 (火)

バルトーク

お仕事前にこんにちは♪
最近ベラ・バルトーク(1881-1945)という作曲家の曲を聴きまくっている。この方はボクがなんとなくやりたいなと思っていたことを100年前にやっていたという偉大な方だ。
楽曲的には無調性的なものも多く、かつ拍子の入れ替わりが激しいので最初に聴いた時はこれは音楽なのか?となったのだが聴きこんでいるうちに凄みが把握できてくる。特にアレグロバルバロ、組曲OP14、ピアノソナタなんかは名曲だと思う。

さてさて曲の掲載です。
今日の掲載で「Sound art Fiction」は完結です♪

「03_air.m4a」をダウンロード
尚、試聴以外でのダウンロードは禁止させて頂きます。またフリー素材でもありませんのでご了承ください。

帰ったらプロフィールにも掲載しよう。
ではでは。

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